CHANNEL ORIGINAL

各種自然素材の紹介や住まい方を提案します

チャネル通信 第72回

焼杉を使用し地域に根ざした不易流行な佇まい












 
【コンセプト】
ツナグバkurobeは、人と人をつなぐ場所をコンセプトに、どんな人でも来て頂き、集い楽しんでもらえる存在を目指したものです。
用途としては、ショールーム兼オフィスですが、商売柄のない「新しくも懐かしい素敵なお家」といった空間性になっています。

【外観】
和の佇まい。燻し銀の瓦を葺き、焼杉を基調とした外壁にアクセントとしてウッドロングエコを塗布した屋久島地杉のデッキ材を採用しています。
和の慎ましさを持たせつつも、焼杉の存在感により強さもあり、アクセントを入れることにより少し愛らしい表情を持たせています。
また、木を計画的に使うことで経年変化を愉しむことができます。日本的な感覚「年月の経過による錆びることへの美しさ」を感じられるかと思います。

【内観】
無垢の床と珪藻土の壁。そして天井材には地元に自生する蒲(ガマ)をあしらい個性的な空間でありながらどこか懐かしいやわらかな空間となっています。
ショールーム内は緻密に計算されたパッシブデザインとなっており、冬は暖かな陽射しが差し込み暖かく、夏は庇にて陽射しを遮り快適な環境となるように工夫されています。
また、居室の性能面においても、樹脂サッシの採用・基礎断熱・セルロースファイバーの使用など様々な工夫を凝らすことにより高い水準で高気密高断熱を実現しています。
温度のバリアフリーを謳い、前述した性能を元として床下エアコンの設置・吹抜けの採用により1階床から2階天井までの温度差を1.5℃以下にすることを実現し快適な環境を1年を通して得られるように考えられています。

■建築概要
用途:ショールーム兼オフィス
建築場所:滋賀県長浜市
建築面積:178.50㎡
延床面積:248.00㎡
構造:木造軸組み工法
階数:2階建て
断熱性能:UA値=0.48 C値=0.4
竣工時期:2017年4月

■ご採用商品
外壁:焼杉(マットブラック)
内装:北海道産タモ節無、オーク110カントリーオイル
階段:ホワイトアッシュ巾ハギ材
外構:屋久島デッキ材