街並みに深みを与える家








新旧の商業建築物と住宅が所狭しと並ぶ旧国道の主要地方道沿いに計画したこの建物は、
通りに面して建築するのではなく、敷地奥に「くの字」で計画する事によって、街に開いた建物とした。
ボリュームのある植栽を建物に寄せて施す事により交通量の多い通りとの緩衝
とするだけでなく、敷地に奥行きが生まれ通りを行き交う人々に安らぎと落ち着きある印象を与える。下屋部分の天井と軒天を同じWRCパネリングと連続することによって内と外の境界を曖昧にし外に見える豊かな緑を室内に取込む設計とした。

外壁には無塗装のナチュレウォールベベルノッティとモルタル木鏝押えを採用。
一般の方に自然素材の経年変化を知って頂く為にあえて無塗装としたナチュレウォールベベルノッティは、今後、経年美化をし岡崎市の街並みに更なる深みを与えていくはずだ。

■建築概要
用途:事務所
建築場所:愛知県岡崎市井田町
建築面積:175.59㎡
延床面積:216.68㎡
構造:木造軸組み工法
階数:2階建て
竣工時期:2017年12月■ご採用商品
外壁:ナチュレウォール べベルノッティ
内装:軒天・天井:WRCパネリング
建具:ヘムパネリング


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