森の中の木の家







クヌギの木、ヤマザクラ、そしてコナラ。
自生する木々に囲まれ別荘地を思わせるここは神奈川県茅ヶ崎市にある一邸。

四季によってその表情を変え生命力豊かな自然環境。
その区画内に立ち並ぶ、木製外壁の構造物は人を惹きつける魅力に溢れています。

人の手が造る<造形美>

ダイナミックな登り梁、柱、桁。あらわしの構造材。これらは全て職人による墨付け・手刻み・手組み。金物はほぼ見えません。

一般に完成後には隠れてしまう構造材も人の手によって開放的で美しく安らぎを与えてくれる空間となる。どこに使う・どう使う・どう見せる、木材(素材)の個性を見極め造り込む”造形美”。

最新の技術に頼り過ぎない事、伝統技術に固執しない事。造り手のエゴにならない範囲で先人の知恵、技術を継承したいという強い思いが感じられます。

グッドエイジング<経年美>

アンチエイジング<グッドエイジング。木という素材が住まい手と共に年月を経ることで作り出す美しさ”経年美”。時に手をかけながら永くつきあえる事。毎日の生活の中で見る、触れるものだから本物にこだわりたい。きっとそれが愛着に繋がるのだと思います。

完成後間もなく撮影した木の家

雨樋もレッドシダーを加工し取り付けています。

歳月に沿って、手を加えていくという歓び。
これからも自然との調和は深度を増して続いていきます。

遊び心

こちらは同敷地内にあるツリーハウス。生息する樹木にあわせて作られるツリーハウスは「木に住まわせてもらう」という自然への謙虚な気持ちを伝えるビルダー様のシンボル。

■建築概要
現場名:森の中の木の家
場所:神奈川県茅ヶ崎市
構造:木造
階数:2階+オープンデッキ+ツリーハウス■ご採用商品
外壁材 : ウイルウォールチャネルサイディング(節有)
外装材 : (ツリーハウス)レッドシダーシングル
屋根 : ウイルルーフ ハンドスプリット
床材 : 幅広オークラスティックグレード(1枚物)
階段 : オーク巾剥ぎ材

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