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南日本放送様 屋久島地杉材 取材同行レポート

今年9月。鹿児島県のMBC南日本放送 山下様より、屋久島地杉プロジェクトについての取材依頼がありました。

軸となる趣旨は「屋久島の林業と森の再生」
延長として、屋久島から遠く離れた場所で、屋久島地杉が使われた物件を取材したい。そしてなぜ、屋久島地杉を選んでいただけたのかお話を伺いたいとのことでした。

山下様は、2007年にTBSで放送された「世界遺産」の「屋久島Ⅰ、Ⅱ」の取材で2006年頃より山にはいっておりました。その過程で高田久夫さんと出会い、2008頃より取材をはじめます。
高田久夫さんとは、昭和26年17歳から屋久島 小杉谷集落で山の仕事に携わり、昭和57年の退職まで営林署職員として天然木の伐採に関わっていた方です。
その後(有)愛林の代表として、お弟子さんを育てながら77歳まで現役で働かれ、2013年に永眠いたしました。誰よりも屋久島の山を熟知し、将来を懸念し、愛している。そして多くの方から愛される方だったそうです。
山下様は、人知れず森の奥で営まれる「山師」の仕事とはどういうものか。また、世界自然遺産の陰の部分でもある、森の伐採と再生の歴史を描こうと取材を続け、いくつもの番組を製作。そして高田さんの亡くなった翌年2014年に総集編を製作し、その後も屋久島に関わり、取材を続けられました。

弊社がお客様のアテンドや自社研修で屋久島を訪れるたび、お世話になっている「屋久島ガイド 旅樂(たびら)」様。
こちらの代表 田平様は山下様の取材ガイドとしても関わっており、弊社の屋久島地杉プロジェクトについて山下様によくお話をしてくださっていました。
屋久島地杉をつかった様々な活動から、「地杉とは?」と興味をもち、今回の番組の企画が生まれたそうです。

田平様は屋久島地杉プロジェクトが発足して以来、様々なサポートをしてくださっているパートナーでもあり、また同プロジェクトのコンセプトムービーにはアレンジャーとしても関わっていただきました。
そして今年9月に、山下様と弊社代表 家山を屋久島で引き合わせてくださいました。

今は屋久島地杉を使用していただく機会も増え、採用物件はさまざまな場所にあります。
屋久島と同じ鹿児島県民、そして取材担当として山下様も大変喜んでくださり、取材実現へと繋がりました。

取材には逗子市1軒、葉山町1軒、世田谷区1軒の計3物件に承諾をいただき、当日は天候も快晴。
物件がよく映える画が撮れる1日となりました。

■一軒目 逗子市 U様邸
設計・施工 ファクト株式会社

屋久島地杉で3年前に施工された塀、門。無塗装で納品し、良い色合いのグレーに焼けています。
この赤い門を入ると

屋久島地杉で作られた下り階段が。下りきった広い庭の先にご自宅が現れます。
取材動画撮影中。

下から見上げるとこのような雰囲気。素敵です。

外壁はナチュレウォール チャネルサイディングで施工。こちらも良い具合に焼けています。
陽の光がよく当たるあたたかい物件です。

北側に移動すると

屋久島地杉で作られたフェンスが。

庭と、後ろの森とよくマッチしています。

物件をバックに取材中。緊張などなく、とても堂々とお話されておりました。

お施主様も色の焼け具合、耐久性、意匠性など大変気に入っているとのこと。
この取材同行を通しその気持ちを直接うかがうことができ、チャネルオリジナルとしてもとても喜ばしい瞬間でした。

U様、ご協力誠にありがとうございます。

■2軒目 葉山町 T様邸
設計・施工 ファクト株式会社

こちらは外壁全面貼りで屋久島地杉をご採用いただいている物件です。

窓枠も木で作られ、全面から木の温かみが伝わる物件です。(外構は施工途中とのこと)
玄関横の通路を渡って南側へ移動すると

居室から庭に向けて大きな窓から続く屋久島地杉のデッキ材が迎えてくれました。

こちらのお施主様はチャネルオリジナルのお客様でもあります。
弊社営業担当が提案した際、そのストーリーや屋久島地杉のもつ魅力をとても気に入り、ご自宅全面にご使用くださいました。本当にありがたいことです。

取材本番は大変緊張されていましたが、住み手だからこそ感じる屋久島地杉の良さをお話してくだり、とても嬉しく思いました。

T様、ご協力誠にありがとうございます。

■3軒目 世田谷区 K様邸
設計 Sērēnitē(旧)野村明恵一級建築士事務所 野村明恵様
構造 (有)エスフォルム一級建築士事務所 大内彰様
施工 (株)やまひろ 梶原廣竜様 諸井司様

外壁にはウイルウォール T&Gパネル節有りをご採用いただいております。
屋久島地杉は、まずは玄関へと続くアプローチに。

ウイルウォールから屋久島地杉へ線を揃えて流されており、とても美しいバランスです。
屋内にお邪魔するとすぐに良い香りが。

階段の踏み板に屋久島地杉の巾ハギ材を使用いただいております。
厚みを持たせたこちらの踏み板はとても頑丈で、また素足で触れたときの気持ちよさが際立ちます。
2階へあがり、リビングの先にあるバルコニーに出てみると

床全体に屋久島地杉がはられていました。
取材前日は雨が降っていましたが、濡れていてもムラができず美しさを保っていました。

取材中の模様。

お施主様は「できるだけ自然素材を」ということで当初から無垢の階段材をお探しでしたが、施工エリアに燃え代設計が必要だったことからなかなか良い材料が見つからなかったそうです。
そのとき、こちらの物件を施工した工務店 やまひろ様が屋久島地杉での造作階段をご提案。
お施主様が弊社屋久島地杉プロジェクトのコンセプトや取り組みに大変共感してくださり、採用が決定しました。
結果、内装外装あわせてふんだんに使っていただき、様々な表情がみられる物件となりました。

K様、ご協力誠にありがとうございます。

今回の取材に同行したことでチャネルオリジナルとしても、とても貴重な体験ができたと感じています。
普段聞けないエンドユーザー様(お施主様)の生の声を直接聞けたこと。
実際に住まう人だからこそ感じる屋久島地杉の意匠性、心地よさなどを、皆様の話し方・声色から本当に気に入ってくださっているのが伝わったこと。

屋久島地杉プロジェクトの最終的な目標は 「製品化した地杉を島外に大きく広めることにより島の林業を活性化し、将来的には製材業含めた林業の自立も目指す」という大きなものになりますが、今回取材させていただいた物件含むひとつひとつの案件が、本プロジェクトの支え・励みになっています。

全国各地でご採用いただく物件が増えてきている今、改めてこうした「声」を聞けたことは何よりも喜ばしいことでした。

下記、放送日時等の詳細です。

・番組名:「世界一の九州が始まる!」 ~屋久島の地杉を世界へ~
・日時:2020年2月9日(日)午前10時15分~10時28分
・製作:MBC南日本放送
・放送エリア:RKB(福岡)、NBC(長崎)、RKK(熊本)、OBS(大分)、MRT(宮崎)、MBC(鹿児島)
・番組HP https://rkb.jp/sekakyu/

対応地域の方はぜひご覧ください!楽しんでいただけると幸いです。

改めて今回ご協力くださったお施主様、関係者の皆様、そして南日本放送様、ありがとうございました。