新商品「屋久島地杉DLT」の受注販売を開始

平素は格別のお引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
チャネルオリジナルでは、世界自然遺産・屋久島の人工林で育った杉を用いた「屋久島地杉DLT」の受注販売を開始いたします。

DLT(Dowel Laminated Timber)とは?
木製のダボ(小さな木の棒)を使って材を積層した木質素材です。内装壁や家具など、あらゆる用途での使用が可能です。接着剤を使用しないため化学物質からの影響がなく、廃棄時にも素材を再利用できるというサスティナブルな特徴を持っています。

製品化が難しい材にも、新たな価値を見出す「屋久島地杉DLT」

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屋久島地杉DLT 標準タイプ

屋久島地杉DLTには、割れや死に節・抜け節、虫食い跡のある材をあえて使用しています。これらは、戦後に屋久島で植林された木が、国産材需要の減少や林業従事者の不足により、長年手入れされず放置された結果として生じたものです。一般的に、割れや死に節のある材は製品化が難しいとされますが、弊社ではこうした材も今回のような新技術と提携して、森林資源の活用、そして離島の林業の活性化に取り組んでいます。

材の表面に、割れや死に節・抜け節、チョーク跡などが見られる屋久島地杉材

そして今回、「新たな活用方法を見出したい」という思いから、DLTを製造・販売されている〈株式会社長谷川萬治商店〉様にご協力をお願いしました。割れや節がある面を重ね合わせ、側面を正面として仕上げるDLT技術によって、これまで欠点とされていたものに「建築用材としての新たな価値」を付加したサスティナブルな商品が誕生いたしました。

株式会社長谷川萬治商店https://www.haseman.co.jp/
1922年に木材問屋として創業。東京を拠点に、木材の販売・加工・開発まで幅広い事業を展開する。群馬県館林市に自社工場を構え、プレカットやマスティンバーなど、新しい木材技術の推進に注力。2019年より、DLTの製造・販売をスタートした。

屋久島地杉DLT キッチンパネル

屋久島地杉DLTキッチンパネル・標準タイプの施工事例

今回、屋久島地杉DLTを用いた最初の商品として「キッチンパネル」を製作いたしました。地杉特有のはっきりとした濃淡がリズミカルに並び、空間にアクセントを加えます。仕様は標準タイプとベベルタイプの2種類をご用意。また、サイズは一般的なキッチンに適した縦610㎜×横2,555㎜のセットを基本としていますが、単体でのご注文にも対応いたします。

屋久島地杉DLT ベベルタイプ

また、屋久島地杉DLTは、内装壁での使用についてもご相談を承っております。標準・ベベルタイプに加えて吸音タイプでの対応も可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

屋久島地杉DLT 吸音タイプ

本製品に関するご質問・ご相談は、お近くの営業所、または下記のフォームよりご連絡をお願いいたします。
*お問い合わせはこちらから

商品詳細

屋久島地杉DLT
仕様:標準、ベベル、吸音
基材:屋久島地杉(製品詳細
国内年間平均降水量の2倍を上回る降雨環境で育つ屋久島地杉。特異な環境下で育つことから、一般的な杉と比べて油分を多く含んでおり耐久性・耐候性に優れている。また、ヒノキ科やスギ科といった樹木の香りに含まれているαセドロール(リラックス・安眠効果を発揮する)の成分量が高く、室内空間に安らぎや癒しをもたらす効果を持つ。

キッチンパネル
規格:以下ABCのセット販売(10枚/束)、またはA or B+Cでの単体販売
   A 厚み65×巾350×高さ1050㎜ 8枚入
   B 厚み65×巾245×高さ1050㎜ 1枚入
   C 厚み65×巾140×高さ1050㎜ 1枚入

※本商品は受注販売となります。価格・納期につきましては都度お問い合わせをお願いいたします。