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建築資材で環境共生社会の実現を目指す

新プロジェクト進行中 透湿防水シートの水密試験を行いました

2020年5月28日(木)、現在進行中の新プロジェクトのため、埼玉県にある建材試験センターにて水密試験を行いました。
まだ始動したばかりの、その名も「新しい外壁開発プロジェクト」。
WILLWALLを生み出し木の外観を広めるパイオニアとして、新しい木製外壁を提案・製品化していくプロジェクトです。

今回の試験の目的は、計画している外壁の下地に使用する透湿防水シートを、実際に施工した際の防水性を確認すること。
弊社は外壁材としてルーバーの採用も考えおり、この試験でシートの高い防水性が確認できれば、自信を持ってお客様にご提案できるのです。

今回は透湿防水シートを始め様々な建材資材でお世話になっているウルトジャパン様と協同し試験に臨みました。

試験に使用したのはウートップサーモファサードスタミソルの2種類。
ウートップサーモファサードはブラック、スタミソルは5色から選択可能で、すのこ状の隙間からシートが見えても「カッコイイ」、意匠性に優れた商品です。

試験体について
胴縁、防水シート、間柱、アクリル板などで構成。通常アクリル板の部分は構造用合板を使用しますが、防水シートの継ぎ目などの挙動を確認するためアクリル板を代用しました。

(写真左がウートップサーモファサード、右がスタミソル。こちらが屋内側です。)

試験方法
動風圧試験装置に試験体を設置し、脈動圧で変形を加えると同時に屋外側全面に水を噴射し、風を当てます。
試験装置自体が圧力箱となっており、窓がついているため常時中の様子を確認することができます。
以下写真左側に等間隔に設置された噴射口から水が出て、圧力・風と合わさり雨~豪雨~台風に似た状況を作り出せます。

圧力はいくつかの段階にわけ上昇していきます。
脈動方向は右方向へ+(上限値)、左方向へ-(下限値)とし、圧をかけて、引いて、かけて、引いてを繰り返します。
上限値・下限値はそれぞれ基本の中央値の半数差ほどで、圧力が上がるほど+-の差が大きくなります。

試験前の状態
試験体において、水が入り込む可能性のある箇所により注目するため、試験前の状態を記録。
・ウートップサーモファサード

(左)シート継ぎ目なし、(右)シート継ぎ目テープ有り
(左)シート継ぎ目テープなし、(右)胴縁釘打ち箇所

本来、シートの継ぎ目にテープを貼らないという施工をすることはありませんが、今回はこういった弱点部をあえてつくり、全ての状況をチェックします。

(左)胴縁とシート間のシール材、(右)室内側の継ぎ目部分。黒い線はアクリル板への接着剤です。

・スタミソル

(左)シート継ぎ目なし、(右)シート継ぎ目テープなし

こちらも同じく継ぎ目にテープを貼らない弱点部をあえて作りました。

(左上)胴縁釘打ち箇所、(右)胴縁とシート間のシール材
(左下)室内側の継ぎ目部分。黒い線は同じくアクリル板への接着剤です。

試験中の様子

試験が開始され、装置内の状況をみてその過酷さに驚きました。窓ごしの画像なので少しわかりづらいですが、開始直後からすでに豪雨のような状態に。
脈動があるためアクリル板が膨らんだり凹んだりを繰り返し、圧力をあげるごとにその挙動も大きくなり今にも破裂しそうなほどでした。

枠や継ぎ目のある部分など隅々を何度もチェック。

弱点部の室内側から。特に問題なく耐えています。

最終結果

ウートップサーモファサードは圧力中央値1250paまで何事もなく最初の状態のままを保ちました。
圧力を0に戻し安全が確認された状態で、外観側より水の進入がありそうな箇所の施工を外して隅々まで確認していきます。

試験直後の様子。しっかり水を弾き、胴縁とシート間のシール部分も問題ありません。

釘打ち部分も、釘・胴縁を外して釘穴の中まで確認します。(外した際に手についた水滴が若干ついてしまいましたが、試験中についたものではありません。)

写真左、胴縁内側です。更に本体のシートをカットし、釘穴だけでなくシート内側に水が染みていないかもチェック。
結果すべて見事に乾いた状態で、室内側に水が染みだすこともなく高い防水性を証明することができました。

スタミソルは更に耐候性が高いとのことで、ウートップサーモファサードより圧力段階を上げた結果、中央値1600paをもクリアすることに成功しました。

継ぎ目テープなしの弱点部、胴縁とシート間のシール部分も問題ありません。

胴縁内側、釘穴ともに乾いています。シートに入ったまっすぐの線・水滴の形から、胴縁を外した際についた水滴とわかります。

結果スタミソルも、見事にすべて乾いた状態で、室内側への水の染み出しもなし。
これにより高い防水性、また加圧の高さから更なる耐久・耐候性を証明することができました。

改めて今後も、両製品自信を持ってお客様にご提案いたします。

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チャネルオリジナルでは、WILL WALLの認定試験に始まり、このように数々の試験を行ってきました。
それは、きちんとした証拠を持った上でお客様に安心してお使いいただきたいから。
よって弊社がお取り扱いする製品は、意匠性が優れているだけではありません。

新しい外壁開発プロジェクト、この試験により一歩前進。
今後も様々な計画を練り、お客様がわくわくするような情報をお届けできるよう邁進してまいります。

試験を終えた後のウルトジャパン様とプロジェクトメンバー。

今後の情報発信もぜひ、お楽しみに!