レッドシダールーフ外壁とモールテックスによる『みのむしの家』








豊かな緑に良く映える外壁としてレッドシダーを1枚ずつ鎧張りを行った現場です。他のシリーズである1枚の板に貼られたシングルパネルを使用せずに屋根材等に使用される物を使用したのは、1枚1枚巾が異なる表情がより自然で素敵に見えます。10年20年と長く使用して行く中で、赤みのある茶色や薄い部分など濃淡の表情がより楽しめ、時が作るデザインを楽しみたいという強い思いから実現になりました。平屋の外観は右側奥のグレーの外壁はモルタル仕上げ。表面は下塗りのように掃き目が残りところどころヒビが入ったりしていますが、下塗りの仕上がりが気に入り、本塗りの上からあえてまた下塗り処理を行った拘りです。手前のレッドシダー貼りは子世帯の住居です。それぞれの生活スタイルを楽しめる完全分離型の二世帯住宅です。

玄関から中庭まで見通す事ができるまっすぐな通路です。
モルタルの床に白い塗壁、そして好きな絵を飾る事で安らぎの時間が出迎えてくれます。

採光性十分の中庭、中庭にもレッドシダーを全面貼る事で、木の香りや、経年変化をリビングからも楽しめるようにと考えました。

左右どちらからも出入りできるスムーズな同線のアイランドキッチン。生活感の出る電子レンジ等は右手奥の折れ戸の中に収納しております。また右側の木製ブラインドも外壁同様レッドシダーブラインドを取付。本物の木を使用したブラインドを使う事で、夜間の照明を柔らかい雰囲気で演出してくれます。

床はモルタル仕上げで一見クールな印象を持ちますが、モルタルコンクリートの床は熱伝導が良く、薪ストーブのお陰で冬は意外と暖かく、夏はひんやりと気持ちがよく、アンティークの家具も良く映えます。
リビングに座りながら大きな窓から中庭を見渡せます。

家事室兼用の広々としたランドリースペース。床はランドリー室のみ素足で歩く為、吸報湿をしてくれるナラの無垢材を使用。家族の1日はここから始まりここで終わる。大事な空間です。

事務所に繋がる通路を、紫の色に合わせたいという希望で特注色で製作した。デザインモルタル、モールテックスを使用。
モールテックスは表面を美しく化粧されたコンクリートの質感であり、水回りにも使用できる機能性と意匠性が実現できる新しいモルタル風塗料。
住む人の個性を120%演出でき、施主様も大満足です。

住まわれているI様は、外壁一つとっても、年々表情の変わる経年変化を楽しみにしており、シルバーグレーに変わっていく表情を楽しんで行きたい。
40年後もかっこいい家になるようにしたいという思いで家づくりを行いました。

■建築概要
用途:一般住宅
建築場所:山形県上山市
延床面積:224.82㎡(68.12坪)
構造:木造在来軸組工法
階数:1階建て
竣工時期:2016年11月■ご採用商品
外壁:ナチュレルーフハンドスプリット
屋根材のナチュレルーフを外壁に使用しています。詳しくはこちらをご覧ください。
床:オーク ラスティックグレードオイルクリア塗装ユニタイプ120巾 詳しくはこちらをご覧ください。
ブラインド:レッドシダーブラインド ティンバーベネチアンブラインド
左官材:モールテックス紫<特注色> 詳しくはこちらをご覧ください。

[/flexitem]
[/flexbox]