GOOD DESIGN AWARD 2010 グッドデザイン賞受賞『warp』







この住宅は、床のレベル差によって、自然との関わり方を提案し、段差を設けることで、そこに住まう人の「居場所」をさまざまな場所に配置した住宅である。レベルの段差は合計で4つの床レベルをスキップフロア状に配置し、空への視線、風の通り方、季節に応じた光の取り込み方を踏まえた床レベルとした。

また、段差を設けることによって、住む人が季節や時間に応じて、気持ちのよい場所を見つけ、座ったり寝転んだりして過ごすことができる。

住む人が、一年を通して、日々の自然の変化の魅力を感じながら生活することができる。

設計者の思い

家は、人が長い年月をかけてそこで生活をする。そこには、必ず「時」の要素が加わる。

建物の形状や素材を決定する上で、「時」の要素(四季、自然の変化の特性)を踏まえることで、住む人だけが、日々の生活を通して、気持ちよさを感じる事ができ、それが生活する上でのゆたかさや楽しさにつながるのではないか、と考える。

■建築概要「WARP」
建築場所:三重県
用途:専用住宅
(木造在来工法:2階建)■ご採用商品
外装:ウイルウォールシングルパネル
軒天:T&Gパネル(節有)
ウッドデッキ:ウエスタンレッドシダー
室内フロア:1F/巾広オークラスティックグレード/クリアオイル塗装
2F/メープルラスティックグレード/クリアオイル装
階段:オーク無垢材(無塗装)
内装パネル:チークラスティック/ランダムグレード/無塗装
内装塗り壁材:珪藻土塗り


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